オンラインカウンセリング日記から

苦手なことを克服しようとすればする程、人は生きづらさを感じてしまう。

人には得手不得手があるのは当たり前である。
まずはそれを受け止めることから始めて欲しい。
私たちは努力することがで不得手を克服するというやり方をずっと教えられてきたが、あいにく、努力にも限界がある。
それに気付かずに進みつづければ、悲しい気持ちにも蓋をし、常に劣等感を抱えたまま生きることになってしまう。
嗚呼、疲れた…。
それが本音であり、答えである。

そんな生き方は本当に必要だろうか？

苦手を克服する時間があるなら得意を強くした方が様々な意味で効果的であるという事実。

「自分を知る」大切さ。
自分を知ることとは自分を活かす道であり、自分を活かすからこそ、本当の意味で自分を救うことができる。

苦手だな、、、そんな苦手なことは思い切って捨てると言う選択肢もある。

貴方の人生は誰の為のものでもなく、
貴方のための人生だ。

苦手なものを克服しようと努力することは間違ってはいない。ただ気付いて欲しいのは、

私たちが生きる人生の「時間」とは限りがあるということ。

限られた中で、克服しようと時間を費やすのか？それとも、自分が得意とするものに時間を費やすのか？私たちには選択肢が与えられている事を忘れないで欲しい。

あれが出来ない、これが出来ない、だから私は駄目なんだ。と、泣きながらカウンセリングにやってくる人達はとても多い。

そんな彼ら、彼女らの話を聞くと、実際はあれも出来る、これも出来る、といった、「出来ることの多さ」に気付かされる。

社会の目や、自分以外の誰かと比べてしまえば、自分は出来ない人間なんだと思ってしまうのも自然である。

しかしそこで自分を卑下しては、人生とは悲しいものだ。

9個の短所があり、ひとつの長所がある。
そのひとつの長所を認め、磨いてみることで、
本当の自由や本当に癒しに繋がっていくことを頭の何処かに置いて、日々を過ごしてみると、今まで孤独だった時間も、不安な日々も少しずつ改善していくだろう。

廣野紗梨衣(Shirley Hirono)

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