オンラインカウンセリング日記より

街がクリスマスイルミネーションに飾られ、

その様々な色に載せられクリスマスソングが流れる12月。

人々は心を躍らせ、その美しい空気に漂う中、

私のもとには「クリスマスハラスメント」という、寂しさに心を押しつぶされる方々が訪れる。

なんでもかんでもハラスメントと言葉に付ければいいと言う訳ではないが、私は彼らの心に触れる時、その寂しさと悲しみの深さに寄り添いたいと素直に感じる。

恋人を失った者
ご家族を失った者
ペットやご友人を失った者
仕事を失った者

彼らに「前を向いて欲しい」という想いだけでは救えない命

クリスマスやお正月などのイベントというカテゴリーに心や感情を乗せるのではなく、毎日が大切な一日であり、今を生かされている命に感謝をして欲しいという言葉も届かない。

しかし、届いてくれる想いもある。

それは
寂しい気持ち
不安な気持ち
怒りの気持ちを私に吐き出して欲しいという想い。

無理に笑顔でいなくていい。
無理にその場を取り繕うと元気な姿を見せなくていい。
無理にポジティブにならなくていい。
無理にテンションを上げなくていい。

その「無理」があなたの心を更に傷つけ、
行き場のない感情は蓄積され動かない山となる。

どうか負の感情を吐き出してくれ…。
断ち切りたい、手放したい思いがあるならば、その道のりに寄り添いたい。
私は否定も非難もしない。
どんなあなたであろうと大切な命である。

全ての負の感情に浸り切れたならば、苦しみという鳥かごには鍵はかかっていなかったと思える日が来ることを私は願ってやまない。

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