オンラインカウンセリング日記より

色々な事が上手くいかない時、あなたはどう行動しますか？
なかなか人に打ち明けるわけにもいかず、つらい気持ちをぐっと飲み込んでいる人が多いだろう。

感情とは、言葉が生まれる前からあったと考えられる。そしてどんな感情も、その持ち主の「命を守ること」と強く結びついている。だからこそ、感情は生々しく、苦しい気持ちになった時に「なかったことにしよう」なんて思っても涙は勝手にあふれるし、叫びたくなるものだ。

🍀『本能と結びついている感情に、理性の勝ち目はない！』

弱音を吐きたくなる時こそ人は必ず心身ともに疲れている。

ところが、がんばりすぎる人ほど感情＝本能に対して理性で立ち向かおうとする。例えば「愚痴を言っても問題は解決しない」と、つらい感情を無視し、心にしまってしまう。そうする事で更に疲れ果て「弱音を吐く自分がダメなんだ」と自分を攻め始めてしまう。

人が弱音を吐けなくなる原因には、社会の圧力も関わっている。泣いたり弱音を吐いたりすることは、原始のころから人が周囲に助けてもらうためのシンプルなコミュニケーション手段であり、大の男でもよく泣く時代があった。

しかし今では泣く事や弱音を吐く事がまるでとても悪い、恥ずかしい、弱いと社会は捉えてしまう。

苦しい時に泣くのは、暑ければ体温を下げる為に汗が出るのと同じく自然な事であり、弱った時には弱音が出るものだと私たち皆が理解しなければならない。
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