オンラインカウンセリング日記より

人に優しくあれ、

簡単な様で難しいものなのか？

身勝手な社会が私にそう思わせる。

生きづらさを感じる人々も多いだろう。

社会とは人間で作られているが、社会は人間に冷たく、時に酷だ。

笑顔を盾に生きる事にも限界があり、

その仮面を纏えば、人には何も伝わらない。

いっそ、どう苦しいのか、どう不安なのかだけでも隠さずに自分の檻から出てみて欲しい。

冷たい社会が待っているかもしれないが、

温かい人間は必ずいる。

温かい人間は様々な痛みを知っている。

様々な痛みを経験している。

そしてどんな痛みからも逃げずに立ち向かっている。

痛みを痛みとして受け取らないで欲しい。

痛みは苦しいだけじゃない。

痛みやその苦しみは「人間はどうあるべきか」を教えてくれる源だ。

共に悩み、共に解決し、共に生きていく。

それが本来の社会の在り方であろう。

人に優しくするとは難しい事ではない。

自分を良く見せようとするから難しくなる。

人間は己の意見と他の意見との間で学び、成長していく生き物であるが故に、

己を律し、己や他の命に敬意を払うこと。

何より社会とは「人間」で作られた空間である事を決して忘れてはならない。

今年も貴女の言葉だけが私を生かさせた。

「生きていれば美しいものが見られる」

それは目で見えるものだけではない。

美しいものとは人間の優しさであり、思いやりである。

そしてそれこそが豊かな社会を築いていくと

私は信じている。

廣野紗梨衣(Shirley Hirono)

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